妊娠糖尿病奮闘記ブログ

妊娠糖尿病体験ブログ。診断されてから入院、血糖コントロールに試行錯誤し出産した記録。

妊娠糖尿病患者は個人病院で出産できるのか??

タイトル通り「妊娠糖尿病患者は個人病院で出産できるのか??」についてですが、医療保険の記事と同様、患者の数値や病院によって違うんです。

医療保険の記事↓)

 

ninshintounyoubyou.hatenadiary.com

 

だから、私がどうだったかという体験談について書。

まず、私の状況について整理しておきます。

 

 

 

●食前血糖値正常

●食後血糖値少し高い(130~140くらい)

●個人病院での出産希望(検診は受けていた)

●妊娠糖尿病治療が個人病院で不可のため大学病院へ紹介状かかれる

●大学病院入院

●5回食と毎食後の運動で正常血糖値を維持できる

 

と、こんな状況です。

 

妊娠糖尿病ではあるけれども数値がすごく高いわけではないし正常血糖値にインスリン治療なしでできるので今までの出産と同じようにできる気がしました。

もちろん、週数が進むにつれて血糖値が高くなる可能性が大きいことは知っていましたし、もし血糖値が高かったら大学病院での出産も考えていました。

 

でも、私は個人病院での出産を希望していました。

理由2つ。

1つは、今まで3人をそこで出産して慣れてて居心地がいいという単純な理由。

医師や助産師、看護師などもう何年も前から何回も見たことがある人たち(新しい方々もいましたが)の中で知っているシステムの中だとリラックスできます。

ただでさえ情緒の浮き沈みが激しくなる妊産婦。

できるだけストレスを避けたいところでした。

 

もう一つは値段。

個人病院よりも大学病院の方が20万円ほど分娩費用が高いのです。

しかも、大学病院は4人部屋で、個人病院は個室。

大学病院の料理はザ・病院食で、個人病院の食事は美味!!(御祝い膳付♪)

料理はともかく、部屋が問題。

私は子供たちが面会に来たらかなりうるさくて大迷惑だから個室希望でした。

でも大学病院で個室を5日間とったら、基本費用に+10万円です。無理。

しかも、一番安い口コミサイトでその大学病院を調べたら4人部屋で出していても大体最初空いていなくて2人部屋、2,3日後に4人部屋にうつれるとかで結局差額の部屋代が取られそうなのです。

 

自分が希望している病院ではないのに30~20万円も費用が増えるだなんて絶対に絶対に絶対に避けたかったんです。

 

なので、運動で食後血糖値が落ち着いたというのが3食できてから、回診にきた医師に出産する病院について聞いてみました。

 

 

「血糖値が基準値内ですし出産はもともと検診で通っていた個人病院で大丈夫ですか?」

 

医師の顔は難色を示していました。

でも翌日返事をしますとのことで、その日はヒヤヒヤしながら寝ました。

翌日、医師からは妊娠糖尿病はハイリスク出産枠だから大学病院での出産を勧めるけれど、どうしても他で産みたいというのなら止めることはできないと言われました。

 

心の中ではこの病院にお世話になっていて申し訳ないなぁと思いながらも個人病院で産みたい旨を伝えました。

何だか先生の顔が怖く感じました。

しかも、回診に医師4人で来てちょっと威圧感すらありました。

その後も入院中は血糖値が基準値内で、退院する前日には医師との面談みたいのがありました。

別室に呼ばれ、医師2人と私がパソコンの前に座りました。

 

今までのデータを見ながらのお話です。

 大学病院なのに信じられない!と思ったのがデータの入力項目が少し間違っていたのと、医師のデータの読み方が間違っていたこと。

食後血糖値を食前血糖値と捉えてここは高いとか2回ほど指摘されたので、いつも食前血糖値は正常だったから胸を張ってそこは違いますと言い返しました。

横にいた研修医っぽい人が先輩医師にコレが食前でコレが食後の数値ですねって説明していて、そんなことくらい知っておいてよ!!とイラッとしてしまい、ここで出産はしたくないなと更に思ってしまいました。

 

そして、お腹の赤ちゃんのことは凄く心配だから血糖値下げること意識して食事も意識してくし、血糖値が高くなったら必ず受診するけれど今は個人病院に戻りたいとはっきりと伝えました。

 

先生からは以下の指摘がありました。

・ハイリスク出産であることを認識する。

・私が希望しても妊娠糖尿病患者を個人病院で出産させてもらえるかはわからない。次の検診でちゃんと相談してみること。

・血糖値が基準値を超える日が続いたらすぐに大学病院を受診し、大学病院で出産しなければならない。

 

以上の事を言われて、理解したうえで退院し個人病院の妊婦健診に行くことにしますと返事をしました。

 

先生はしぶしぶ(だと思われた。)診断書を書くのでそれをもって個人病院へ行くようにと言ってくれました。

 

先生がどんな心境だったか分かりません。

私の事を心配してハイリスク出産だから大学病院で産んだ方がいいと思っていたのか。

それとも個人病院へ行きたいと切に願う私を見て、大学病院の医師としてプライドが傷ついたのか。

患者はお客と思ってひき留めたかったのか。

 

とにかく、笑顔をほとんど見せずに渋々な態度だったように感じました。

医師に笑顔を求めるのもおかしな話かもしれないですけど。

 

そんなこんなで、私は退院し個人病院での妊婦健診に戻りました。

戻った時に何と言われるか心配だったのですが、個人病院の先生からは

「その後、血糖値どうですか?」と聞かれ

「食事と運動に気を付けて基準値内です。」と答えると

「良かったですねぇ。」と笑顔で言われて、妊娠糖尿病についてはそれっきりでした。

 

あっさりと受け入れてもらえて良かったぁと安心しました。

個人病院でここでは出産できないと言われたらどうしようかと心配していました。

ホッとしました。

 

それから、頑張って血糖値を抑えて、無事に個人病院で出産いたしました。

 

病院にもよりますし、妊娠糖尿病患者の症状にもよりますが

妊娠糖尿病患者は個人病院では絶対出産できないというわけではありませんでした。

 

これが私の経験談でタイトルの疑問の答えです♪

 

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